夏休みがチャンス!効果的な学習方法

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スクールIE ゼネラルマネージャー

弘津 陽一

■夏休みは切り替えのタイミング

「夏休みを制するものは受験を制する」と言われているように、この長い休みをどのように過ごすかによって、その後の勉強の仕方も成績も変わってきます。

夏休みは他の休みと違い、1ヶ月半(50日) もあります。学校の勉強はストップしますし、いい意味でも悪い意味でも自由に使える時間がたくさんできるため、うまく使うことができれば成績も伸びやすくなります。勉強のコツを掴み、やる気スイッチが入る子もでてきます。

また、中だるみや授業についていけてなかった子どもにとっては、持ち直すための切り替えの良いタイミングでもあります。 まだ6月だから夏休みまではもう少しある。なんて呑気なことを言っていてはいけません。夏休みは始まってからがスタートではなく、始まる前からがスタートだということを忘れないでいただきたいです。勝負は今から始まっています。

私はたくさんの生徒を見てきましたが、夏休みをうまく利用し、成績が伸びた子どもは、休み前から「夏休みの計画」をしっかりとイメージができていました。

■生活面と勉強面の両方で考える

---「夏休みの計画」というものがちゃんとイメージできている子どもは具体的にどのようなことを取り組んでいるのですか?


「夏休みの計画」と言いましたが、計画表のようなものを作るのではなく、今年の夏休みが自分の人生にとってどういう位置づけなのか?を考える事が出来ているという事です。

受験生であれば「志望校合格に向けて基礎学力を向上させる夏休み」とか具体的になっていますよね。だからこそ行動がついてくるんです。これを受験生以外の学年の生徒にも同じように考えてもらうのです。

ポイントとしては生活面と勉強面での2つあります。 まず1つ目は生活面。夏休みは今まであった学校が1ヶ月半なくなるので、必ずと言っていいほど生活習慣が変わります。 わかっていてもなかなかできない。気づくと夜型になってダラダラと過ごしている。夏休みの半分以上が過ぎて焦っているなんてことが起こってしまいます。

そんなことがないように、まずは午前中に1時間半の勉強を勧めています。自習室や図書館などの空間を使うのも一つの手ですよね。 スクールIEに通っている生徒で部活がない子、特に学習習慣、生活習慣に不安のある生徒には必ず午前中に1コマの授業を入れるように提案しています。 毎日通うのは大変そうに見えますが、毎日規則正しく勉強すると生活にリズムを作ることができます。机に向かい集中する癖が付くだけでも効果があると言えます。

それに、お昼までの間に勉強をすると午後遊びに出かけるにしても気持ちよく遊びに出かけることができます。
毎日1時間でもちゃんと通うことが出来た生徒は、必ず成果が出て、夏休み後の2学期のテストでは面白いくらいに成績が伸びてきます。

ただし、これには子どもの努力と共に、親御さまの協力が必要になります。それも親御さまは中途半端な気持ちではいけません。それなりの覚悟を持って取り組んでいただかないと難しいです。なぜなら親御さまはお子さまより先に起き、必ずお子さまのために朝ごはんを作り、送り出していただきたいからです。
親御さまの方が寝坊をしてしまい、子どもより先に離脱していくといくケースを何度か聞いてきました。子どもが頑張ろうとしている時にモチベーションを下げるということがないようにしていただきたいですね。

---部活をやっているお子さまを持つ親御さまから夏休みに勉強ができなくて心配だという声も聞きますが、どのように対応していけばいいのでしょうか?


部活をやっている子どもには後悔のないように精一杯取り組んでもらいたいと思っています。

特に最後の大会を控える中学3年生は中途半端に「勉強もしろ」「部活も頑張れ」というのは両方ともうまくいかない傾向にあるからです。 不完全燃焼ほど怖いものはありません。これは今までの経験から言えることです。

完全燃焼し、その勢いを保ったまま勉強に切り替えて集中する環境を作ってあげる方が、部活を頑張っているお子さまには合っていると思います。 本人も心配になるでしょうから私はいつも「大丈夫、部活が終わってからでも間に合うような夏期講習の計画にするから一生懸命部活頑張りな。」と伝えます。そして、部活が終わってからのフォローが素早くできるような環境作りをしてあげたいと思っています。

もちろんその後の勉強時間は普通の子よりも長くなりますが、部活を頑張っていた子どもには集中力があるので、追いつく子が多いように思われます。しかし、これも夏休み前から計画を立て、夏休みで部活が終わってからうまくシフトチェンジできるように準備を先に進めるなど、対処方法は見つけておいていただきたいです。

---先ほど生活面でのアドバイスを伺いましたが、勉強面でのポイントは何がありますか?


勉強面でのポイントですが、これは多くの生徒が陥ってしまう「ありがちな間違い」があります。それは夏休みを使って全部を広すぎる範囲を満遍なく復習してしまうというミスです。色々な科目を目的意識が薄いまま満遍なく復習しても成果が出にくく成績も伸びません。

では、どのようにするといいのか?と言うと
これは、ポイントを絞って勉強するということが大切になります。

例えば、「計算間違いをなくす」「英単語の質と量を上げる」「文章問題を間違えないようにする」など課題と目的意識を作り、そこを徹底的に勉強するようにします。 「計算間違いをなくす」という課題を作った生徒は1日1枚計算問題をやり、徹底的に数字に強くなるようにするのです。たった1枚の練習問題ですが、毎日やることで苦手意識も変化します。

夏休みはその子その子に合わせた勉強の課題を作り、苦手部分の克服と弱点強化に取り組むことが大切です。

■親子が向き合える有意義な時間

---先ほど親御さまの協力の話が出ましたが、他にも何か親御さまが取り組むことができるアドバイスはありますか?


夏休みは学校説明会が多いのも特徴です。
子どもに目標を持たせる意味でも、一緒に志望校見学をしてみてください。 子どもに全てを任せるのではなく、一緒に志望校へ足を運び、子どもが興味を持っていることに理解を示すことをしていただきたいです。

夏休みは勉強をする子ども達にとっても大切な時期ですが、親御さまにとっても子どもたちと向き合ういい機会でもあります。 ゆっくり話をする時間を設け、子どもにとっての一番の味方になってあげていただきたいです。

親御さまが嫌われ役をやる必要はありません。
勉強面で色々言うのはプロの私たちに任せ、子どもを褒めサポートする側にまわっていただきたいです。親御さまが全部を抱え込まず、我々と役割分担し、協力し合うと意外とうまくいった事例をたくさん見ています。

一度夏休み前に私たちのところへ、相談に来てみてください。