生徒と講師といえども「人と人」子どもを一人の人間として信頼し尊重する

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スクールIE ゼネラルマネージャー

弘津 陽一

生徒と講師といえども「人と人」子どもを一人の人間として信頼し尊重する

───物腰が柔らかく、穏やかな笑顔が第一印象の弘津GM。たくさんの生徒を見てきた弘津GMが生徒とのコミュニケーションの中で特に気をつけていることは何かありますか?

まず教室が楽しい雰囲気になるように作ってきました。当然ながら「勉強が大好きです」という生徒が集まっているわけではないですからね。「勉強は好きではないけれど、ここの教室は好き」と生徒たちに思ってもらえるように、入りやすい教室、楽しい教室作りを大切にしています。それは生徒に対してもですが、講師や室長も含めた教室にいる全ての人に対してです。教室に入ってきた時、生徒がどんな表情をしているのか?ちょっと暗い顔をしていたら必ず笑わせてから本題に入り、授業の前の雑談の中で、その子の興味を持っていることを知ろうと探ります。生徒一人一人をよく観察し、その子の性格を知ることを大切にしています。

そして、生徒たちから話しかけやすい環境を作るために、自分のことを包み隠さずに話すようにもしています。自分の子どもの頃の話や、高校、大学に入るまで。どうしてこの仕事に就いたのか。このようなコミュニケーションの中で生徒との関係性を築き上げています。

生徒といえども、やはり一人の人間。
「人間対人間」の付き合いを大切にすると、生徒もちゃんと向き合ってくれます。一人の「人」として信頼し、認めていることが生徒にも伝わるからだと思います。
だから、小学生の生徒にも「人と人との約束」を守ることの大切さを話しますね。そうすると約束した宿題もちゃんとやってくるようになります。 反対に、宿題をやってこなかった生徒には「約束していた友達に裏切られたらどう思う?」など例を出してわかりやすく伝えると、約束を破って悲しい思いをさせたくないと、自分で考え宿題をやってくるようになります。

いつも気をつけていることは、上から何か物を言ったりすることはせず、同じ目線で「人と人」としての人間関係を構築していくことです。


───生徒とも「人と人」という関係を大切にしているのですね。

はい。やはり生徒と講師の関係といえども、基本にあるのは「人と人」ですからね。そこの関係性を大切にしています。その人間関係ができてくると、その子の良いところを見つけ褒めるようにしています。なんでも褒めれば良いという訳ではありません。生徒の褒めて欲しいところを褒めてあげる。生徒によってその褒めて欲しいところは十人十色。性格を見極め、褒めて欲しいところを見つけるようにしています。
私はこうやってコミュニケーションを大切にし、「人と人」として人間関係を構築しているので、生徒一人一人の良いところを把握しているという自負があります。


───生徒をちゃんと見ている人だからこそのご意見ですね。
保護者に対しては何かアドバイスできることはありますか?


子どもに対して「〇〇しなさい」「○○しないとダメでしょ」とMUSTで話しかけないでいただきたいということです。子どもは窮屈に感じてしまいます。 ご自分が学生だった頃を思い出してください。進んで勉強をしていましたか?
子どもも一緒です。「〇〇しろ」「やりなさい」と言われても、やる気スイッチはまったく入りません。

やる気スイッチは「入れる」のではなく「入る」もの。

───では、どうしたらお子さまのやる気スイッチを入れられるのでしょうか?

たくさんの生徒を見て来た中で1つ言えることは、やる気スイッチが入ってきた子どもは、自分で将来の夢や目標を見つけるることができた子どもだと思います。そういう子はとても強いです。そのためにも、夢や目標を持たせてあげるようなコミュニケーション、接し方が大切だと思います。


───今まで弘津GMが見てきた生徒は最初からみんな夢や目標を持っているものなのですか?

みんながみんな持っているわけではありません。むしろ夢や目標がない子どもの方が多いと思います。
そんな時、私はまだ夢を見つけていない子どもに「大人になったらどんなお家に住みたい?お庭はあるの?子どもは何人?」など描きやすい未来をイメージさせます。
そこから今の自分に落とし込む作業をさせるのです。少し現実的になるのですが、「その家に住むのだったらこれくらいの収入がないとダメだね。これくらいの収入だったら大学に行った方が良いよね。」なんて話をします。そうするとイメージが湧きやすいのか、小学生の生徒でも「じゃあ僕頑張る」なんて言いますね。


───とても現実的ですが、イメージしやすいですね。

ご家庭でも、そのようなコミュニケーションの中でお子さまの夢や目標を一緒に見つけることができるといいですね。
とても驚くことがあるのですが、生徒と話をしていると、自分の親の仕事を知らない生徒、お父さんがどんな仕事をしているのかわかっていない生徒が多いということです。当然、情報が少ない生徒は、将来に対する夢や目標の選択肢が少なくなってしまいます。
保護者もお子さまとのコミュニケーションの中で自分のことや、お父さんがどんな仕事をしているのか、お祖父さんがどんな職業だったのかなど身近な話をして、日常の中から情報や気づきを与えてあげていただくといいと思います。 まずはお子さまに情報を与え、夢や目標を持たせてあげてもらいたいです。
そしてお子さまの可能性を信じていただきたいです。

講師の指導はきめ細かい。個人指導の魅力

───13年スクールIEに携わっている弘津GMですが、今までに印象に残る「やる気スイッチ」を入れたエピソードはありますか?

ある時、小学校3年生から中学校2年生までの6年間、学校に行けなくなってしまった不登校の生徒を受け持ったことがあります。
その子は学校には行けないけれど、スクールIEの教室には来ることができました。そして、その子は学校に行かなかった6年間分の勉強に追いつき、現役で大学に入学しました。今では好きな英語を使った仕事をするために留学までしています。
もちろんその生徒の「やる気スイッチ」を入れることができたからなのですが、その子にとっての居場所作りができていたのも大切なことだと思っています。教室が第二の家のような存在になっていたのでしょうね。個別指導だからこそできたことです。

このやる気スイッチを入れた経験は、私自身とても印象に残っています。保護者と本人から言われた「スクールIEに入ってよかった」という言葉も講師冥利に尽きました。


───最後に弘津GMがモットーとしていることなどをお聞かせください。

塾の講師というのは、生徒との付き合いが長いところが学校の先生と違う点だと思います。長い子だと小学校から高校を卒業するまでの7年間以上を見ているので、生徒たちとの関わりはとても濃厚です。

今では昔の教え子とお酒を飲みに行くようになり、教え子が結婚し子どもを産んで挨拶に来るなんてことがあります。孫ができたような不思議な気持ちになりますが、節目節目で会いに来てくれるなんて嬉しいことですよね。それに、教え子がスクールIEの講師になって今では一緒に働いている事もあって、人生に何かしらの影響を与える存在になれたのかなと感慨深い気持ちになります。

しかし、なかなかお子さまのやる気スイッチがどこにあるのかわからないという保護者が多いのが現実です。
お子さまのやる気スイッチの入れ方がわからない方はぜひ私たちにお任せいただきたいと思っています。
子どもが見せる表情は、家庭と学校と塾とでは、それぞれ違うので、保護者では押せないやる気スイッチを見つけ、押すお手伝いができると思います。