仕事のスイッチ [ 女優]

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今の仕事を目指したきっかけは?

小学4年生のときに『劇の会』があったのですが、みんなはやりたい役があるのに、私は全然興味がなくて。そうしたら回って来たのが酔っ払いの役だったんです。
そのとき、なんとなくただヨロヨロしてるだけじゃつまらないなーと思ってペットボトルを徳利にしてみたり、頭にネクタイを巻いてみたり、歌ったりしたのですが、これが大好評!
観客のみんながすごく楽しんでいる様子に、舞台と観客とのコミュニケーションの楽しさを知りました。
今思えばこれが演じる魅力に目覚めたきっかけだったと思います。

お仕事の内容を教えてください。

「女優とは」と聞かれると難しいですが、見てくださる方に色んな人生をお芝居 を通して伝える仕事…という感じかなぁ。作品を通して心を動かしてもらったり、人と人が共感する瞬間みたいなものを感じてもらうきっかけを与える人になれたらと思って演じています。

毎日のスケジュールはその日によって違いますが、今回の映画では、朝の7時に撮影現場に入っていたので、その前に走ったり、筋トレをしたり、朝食を作ったりしたので、起きるのは3時45分ごろでした。そして撮影をして、帰宅するのが夜の10時〜11時ごろ。
それからまた走って、お風呂に入ったりするので寝るのは深夜1時ごろになっちゃいましたね。正直、寝不足で『誰か私のやる気スイッチ押して〜』ってなるときもありますが、そんな気持ちも大事にしようと思ってます(笑)

やりがいを感じたり大変だと思うことは?

私はお芝居を習ったことがないので、どうやって役作りをするのか、どうやってその役と自分の感情を繋げればいいのか自己流すぎてわからなくなるときがあります。
とくにたくさんの役をいただけるようになったので、今は自分の中にも「こう演じてみたい」という思いも芽生えてきましたし、周囲からもこうしてほしいと求められることも多くなりました。それはとても嬉しいと同時にその要求に応えられなかったときはとても悔しいし、今までの役作りは合ってたんだろうかと悩んでしまうこともあります。
だからこそ私にできるのはとにかく与えられた目の前の役を一つ一つ丁寧に大事に演じること。そうして積み重ねていけば「あのときあの役を演じたから、今この役を演じられるんだ」と経験が自信に繋がるんじゃないかと思うんです。

でもそういう苦悩 やあがきも作品が完成すればたくさんの人に見てもらえる。こうやって作品の話ができたり、見ていただいた方から感想をもらったりすると「やっと届けられた!」という気持ちでいっぱいになります。見守ってくださる方がいることが本当にありがたいし、やりがいであり私のパワーの源です。

今回の主演作「トリガール!」の撮影で大変だったことや難しかったことは?

撮影中の運動量はものすごかったです。実際にコックピットのシーンでは完全に息が上がってしまいました。なるべく体力を落とさないようにいつも通り筋トレをして、毎日走ることで乗り切りましたが、それ以上に現場の雰囲気が背中を押してくれたのが大きかったです。英監督は「まだ出せるよね?」といい意味で豪快に厳しく私の限界値を引き上げてくださいましたし、何より笑顔と笑いが絶えない現場だったので、それこそがエネルギー源になりました。
ああしよう、こうしようと考えて役作りしたのではなく、現場のみなさんが〝ゆきな〟というキャラクターを作ってくれました。
とくにみどころの一つでもある間宮祥太朗くんとの掛け合いはほとんどアドリブ!

「監督を笑わせてやろう!」という空気感があってこそでき上がったものです。だからこそそのテンポを崩さないように、セリフを間違えたりNGを出さないようにするのが難しかったですね。この卓球のラリーのような滑らかな会話の流れを止めちゃいけないという緊張感が常にありました。

読者へのメッセージをお願いします。

私は高校時代にバスケ部と悩みながら、そのとき衝動的に惹かれた創作ダンス部に入部したのですが、その経験があったからこそ『るろうに剣心』や『まれ』で踊る役を演じることができました。どんな経験がどんな将来に繋がっているかは誰もわからないけど、言えるのは無駄な努力なんて絶対にないということ。
だから学生時代は学生にしかできないことを思いっきりやってほしいです。
部活や文化祭などのイベント、テストも全部学生時代にしかできない体験だから。今は学校という狭くて限られた世界の中で校則に縛られたり、あれやれこれしろと言われて、面倒だなと思うこともあると思うけど、今はその世界の中でしっかりあがいてほしい。
その経験は絶対に無駄にならないし、自分の財産です。将来、きっと役立つことがいっぱい出てくると思います。

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