仕事のスイッチ [アナウンサー]

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今の仕事を目指したきっかけは?

元々は、お芝居の勉強をしていたので、なんとなく役者の道に進みたいなと思っていました。
アナウンサー志望ではなかったのですが、大学3年生のときに軽い気持ちでアナウンサー試験を受けたことがきっかけで興味を持ち始めて、アナウンサー試験を受けていく中で、役者とアナウンサーの仕事には「伝える」という共通点があることに気づいたんです。
しかし全く準備をしてこなかったので、はじめのうちは一次試験や二次試験で落ちてばかり。その悔しさから、何としても合格したいと思うようになり、今の私に何が足りないんだろう? と考え、「きっかり一分間での自己紹介」など、アナウンサーに求められるスキルを磨き始めました。
その結果、最後に受験したTBSに採用していただきました。

お仕事の内容を教えてください。

テレビ局のアナウンサーの場合は、局の報道番組でニュース原稿を読んだり、歌番組やワイドショーで司会を担当したり。また、テレビ画面に映っていないときでも、ナレーションをしていることもあれば、ラジオ番組でお話をしていることもあります。
また、映画が公開される際、舞台挨拶の司会者として呼ばれることも。

もちろん、声を出していることだけが仕事ではありません。これから担当する番組にまつわる情報をパソコンで探すことや、スポーツ選手に取材をしたり、共演する方の出演する舞台に足を運ぶことも仕事のうちです。
つまり、TV局にいる時間だけが仕事の時間ではないということです。

例えば、23時からのスポーツ番組を担当していたときは、野球の試合がある日は昼ごろに球場に入って取材をしていました。地方で取材があれば、朝から新幹線で移動することもあります。
取材が終わったら、本番に間に合うようテレビ局に直行。
テレビ局へ20時に到着したら、そこから着替えてメイクをして打ち合わせを済ませ、22時にはスタジオに入ります。
23時にはいよいよ本番が始まり、深夜0時に番組が終わったら、30分ほど反省会を行ってから帰宅するという日々を送っていました。

やりがいを感じたり大変だと思うことは?

入社試験の時点で、「報道」「スポーツ」「バラエティ」のどれを中心にやっていきたいか希望を出すのですが、希望通りにいくとは限りません。
いつどんなチャンスが舞い込んでくるかわからないので、勤務している時間に与えられた仕事をこなすだけではなく、幅広くアンテナを張って新しいことを吸収しておくことが大切なので、時間的にはとても大変です。
例えばスポーツ番組を担当したいなら、スポーツの専門知識を有しておくことが必要ですし、実況するスキルもあるに越したことはありません。

やりがいというと、やはり視聴者の方から直接お褒めの言葉をいただいたり、自分が出演している番組を見て楽しんでいただいていることを知ったときは、とても嬉しいですし、この仕事をしていて良かったなと感じます。
それに、普段会えないような著名な方々にお会いしてお話しができるのもアナウンサーという仕事ならではですね。

以前、スポーツ番組を担当していて、世界陸上の開催地で選手たちにインタビューをしたときは、すごい瞬間にすごい人たちと話しているんだ!という実感で、とても感動したことを覚えています。

アナウンサーに向いているのはどんな人でしょう?

アナウンサーになるために必要な資質を一つだけ挙げるとすると、「いろいろなことを受け入れる土壌 がある」ということだと思います。例えば何かに誘ってもらったとき、「それは興味がないからできません」ではなく、「やったことはないけどおもしろそう! やってみたい!」と思える人のほうがアナウンサーに向いています。
逆に、「自分はこれしかできない、これしか興味がない」という人は、そのことを追求するというのもいいかもしれないですね。

読者へのメッセージをお願いします。

「アナウンサーになるには文系に行くべきですか?」「日本語の勉強に力をいれるべきですか?」との質問を受けることがよくありますが、それだけを勉強すれば良いということではないと思います。もちろん日本語力は大きな武器になりますが、アナウンサーという仕事は、どんな知識やスキルが役に立つかわからない仕事なので、これまでやってきたことがすべて無駄になることはありません。
色々なことに興味を持ってやってみることと、その中で、自分が好きになったことや深く知りたいと思ったことを追求すれば、あとからきっと良い結果がついてくると思います。

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